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CD-DA
Compact Disc Digital Audio
CD-DA
メディアの種類 光ディスク
記録容量 74分
79分58秒
コーデック 44.1kHz リニアPCM2.0chステレオ
読み込み速度 1.2Mbps
(150kiB/s、1倍速)
回転速度 200 - 530 rpm
読み取り方法 780nm赤外線レーザー
策定 ソニー、フィリップス
主な用途 音声
ディスクの直径 12cm
大きさ 120×120×1.2mm
関連規格 コンパクトディスク
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CD-DA (Compact Disc Digital Audio) は、コンパクトディスクに音楽等の音声を収める規格である。

一般的な音楽CDがこれにあたり、世の中で普通に“CD”といえば、ほとんどの場合、この項目で説明するCD-DAを指す。

目次

概要

1980年にフィリップスとソニーによって規格化されたものである。規格書の表紙の色が赤だったことから、「レッドブック」と呼ばれる。

CD-DAの本体およびパッケージには、「compact disc digital audio」ロゴが付いている。

音楽用CDとして流通している、もしくはかつて流通したディスクの大部分は、CD-DAである。例外は、CD-DAに後方互換のあるCD-EXTRA(CD-DA+)と、CCCDなどの独自規格ディスク(厳密にはCDではない)である。これらも、CD-DAと規格の多くが共通しており、CD-EXTRAはCD-DA用のプレイヤーで再生可能である。CCCDは、プレイヤーメーカー保証外であり、一部のCD-DA用プレイヤーでは再生不可能である。

仕様

データ形式 リニアPCM
サンプリング周波数 44.1kHz
ビットレート 1411.2kbps
量子化ビット数(ビット深度) 16bit
チャンネル数 2.0chステレオ
  • スピンドル穴直径 15mm
  • プログラムエリア内周 25mm
  • プログラムエリア外周 58mm

回転速度

それまでのレコードでは一定回転(角速度一定)により外周から内周に向けて記録信号を読み出していたのに対し、CD-DAでは逆に内周から外周に向け回転速度は落ちて行き、線速度一定で読み出される (CLV)。線速度は規格により1.2m/s~1.4m/sと定められている。これにはデータの先頭位置である最内周で最低459rpm、最外周で最低198rpmの回転数が必要となる。

データ転送速度

音楽CD(CD-DA形式)のデータの転送速度は等倍速で1倍速(1.2Mbps=150kiB/s)であり、この1倍を基準として、転送速度を表すのに「○倍速」という言い方をする。 最大記録時間は640MBのディスクで約72分、650MBのディスクで約74分、700MBのディスクで約80分となる。ただし規格上は97分まで可能。最大99トラック(曲)、1トラックには最大99インデックス(位置ポイント)を記録することができる。

リッピング

パーソナルコンピュータ(パソコン)などを使用し、CD-RやCD-RWなどのメディアにオーディオCDとして書き込むことで一般のCDプレイヤーで再生できるディスクが作成できるが、メーカー各社では、完全な互換性は保証していない。(記録状態や機器とメディアの相性によっては、再生できない場合がある)

2010年現在発売されているCD-ROMドライブ(CD-R/CD-RWなど書き込み可能なドライブを含む。DVDドライブではできない製品がある)は、いくつかの規格によってCD-DAを読み出すことができる。CD-DAを読み出し、デジタルデータとして保存することをリッピング (Ripping) と呼ぶ。CD-DAの実体データはパソコンで閲覧できる形式のものでないため、リッピングによりWAV等の実体ファイル形式でのデータ抽出を行う(パソコンでCD-DAを閲覧した際に表示されるCDAファイルは、実体データへのショートカットにすぎない)。かつてリッピングは著作権法的に微妙な問題を提起し、著作権保護を実施して著作権が保護されていることを明示しているものはその解除手段を供するものは違法とする(逆を言えば何も対策していないCD-DAに対する読み出し機能の存在は違法ではない)という判例を得るまでリッピングツールはアングラ的な存在であった。また標準化されたアクセス手段が存在しなかったため、ドライブによってできたりできなかったり、あるいはできても低品質なデータしか得られない場合があるなど、一般ユーザー向けではなかった。

2008年現在、CD-DA読み出しに関する規格は、SCSI規格で定義され、それに基づいてATAPI規格に反映された。多くの携帯オーディオ機器付属のソフトウエアもリッピング機能を標準で備え、また、アップルのiTunesや、マイクロソフトのWindows Media Player、ソニーのSonicStageなども標準化された規格に対応した(Microsoft Windows自身もアナログオーディオをCD-DA読み出しに置き換えるオプションを備えた)。

なおCD-ROMとは異なり、CD-DAではセクタに対するアドレス情報が存在しない。ある瞬間ピックアップの下を通過しているセクタが物理的にどこに存在しているかを判断する方法は一つしかなく、トラックから何個目のセクタか数えることだけである。これは通常のオーディオ用プレーヤーでは問題にならない。トラック位置で指定された場所から、連続してセクタを再生していけばよいのでセクタには物理的な位置を示す必要がないからである。

しかし、リッピングではこのアドレス情報が存在しない場合が問題を起こすことがある。例えば52倍速のドライブで連続して読み込もうとしたが、コンピューター側が読み込みに追従できず、一旦データ取り込みを中断してシークコマンドを発行しても、その場合に読み取れるセクタが正確な位置である保証がないためである(もっとも近いトラックから読み直すか、ドライブ自身が読み込みを中断してもセクタ位置を追従し続ける機能が必要である)。このような状態になるとセクタが不足したり重複したりする(なお、セクタが1~2個おかしくなっても聴感上0.1秒前後の現象であるため、その不具合に気づかない場合がある)。この現象の対策として、CD-DA読み出し時には回転数を落とす措置がとられることがある。また海賊版防止の観点から、民生機のCD-DA変換機能には同じCDを実時間を超えて繰り返しリッピングできないように保護された製品が多いが、パソコン向けの機器にはこれらの保護はなされていない。

ソフトウェアのBGM用としての用途

パソコンや家庭用ゲーム機用ソフトの媒体であるCD-ROMではBGMをCD-DAで収録している作品もある。こうした作品は1980年代末期以降から登場するようになり、一時は広く用いられたものの次第に少なくなった。

BGM演奏にCD-DAが採用された理由としては、かつてのパソコンや家庭用ゲーム機に搭載されていた内蔵音源よりもCD-DAが高音質だったことがある。例えばPCエンジンでCD-ROMを使用するための周辺機器であるCD-ROM2が発売された際は、それまでのゲーム機よりも音質の高い音楽や効果音、人間の肉声などをゲーム内で多く用いることができる点が特長の1つとして大きく取り上げられた。また別の理由として、ゲーム中はゲームディスクが必要となることや、コピーする際には1枚のディスクにゲームプログラムとCD-DAデータの両方を入れる必要があることから、一種のコピープロテクトとなりソフトの不正コピー対策として一定の効果があったこともある。一方で、音楽データとして収録する場合よりもCDの容量を大きく取ることや、仕様上の最大収録時間の関係から比較的短時間しかBGMを収録できない面もある。実際、PC-98版『信長の野望・天翔記』ではBGMとして内蔵音源とCD-DA音源の2種類が選べるが、CD-DA音源は内蔵音源よりも曲数が少なくなっている。その後、家庭用ゲーム機のソフト供給メディアがDVD-ROMに移行したこと、内蔵音源性能やプロテクト技術の向上、および音楽データ圧縮規格の普及などにより21世紀初頭現在、BGM演奏にCD-DAを積極的に用いる理由は薄れてきている。

関連項目

  • コンパクトディスク
  • 音響機器
  • コピーコントロールCD
  • Extended Resolution Compact Disc
  • スーパー・ハイ・マテリアルCD
  • Super Audio CD
  • ハイ・クオリティCD
  • ブルースペックCD
  • 隠しトラック

最終更新 2011年8月21日 (日) 02:42 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【CD-DA】変更履歴

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