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簡単な障害であれば自分でもハードディスクのデータ復旧ができます。でも、方法を間違えると取り返しのつかないことになりかねません。
自分で復旧に挑戦する場合は以下の点に注意してください。

『パソコンの内蔵ハードディスクのデータを削除してしまった場合』
削除したパソコンで復旧ソフトをインストールしたり、実行させたりすると、その影響で上書きが発生します。そうなってしまうと、復旧ができなくなる可能性があります。
内蔵ハードディスクでデータを削除した場合は、ハードディスクをとりだして別のパソコンに繋いでから、データ復旧ソフトを使用しましょう。もちろん、取り出したデータは同じハードディスクに戻すと上書きになってしまいますので、別のハードディスクに入れる必要があります。

『異音がする場合』
物理障害の場合は自分で復旧することはできないと考えたほうが良いです。
間違ってもハードディスクを開封してはいけません。わずかなホコリでも致命傷になります。

『水濡れ/水没してしまった場合』
濡れてしまったら「乾燥させなければ！」と思ってしまいがちですが、実は逆です。乾かしてはいけません。
海水はもちろん、比較的きれいな水道水でも水中に不純物が含まれているため、乾燥させてしまうと不純物がディスクの表面にこびりついてしまいます。濡れタオルで包んだ状態でビニール袋に入れるようにすると乾燥を防ぐことができます。そのままの状態でデータ復旧業者に調査を依頼しましょう。

『ノートパソコンからのハードディスクの取出し』
マニュアルにハードディスクの交換方法が掲載されているノートパソコンであれば、簡単に取り出しができますが、多くのノートパソコンは取り出しが非常に難しいです。
数十か所のネジを回して、ケーブルを断線させないように気を付けながら開ける必要があり、失敗するとハードディスク以外の部品を壊すことになります。

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