RAIDのデータ復旧の方法

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RAIDのHDDが読めなくなった場合は、基本的にプロのデータ復旧業者でないと復旧は難しいです。

まず第一に、RAIDのHDDは特殊フォーマットであること、そして、複数台のHDDに分散してデータが書き込まれているのが理由です。
市販のデータ復旧ソフトでは対応できませんし、通常はWindowsなど一般向けのOSで中身を見ることもできません。

しかし、あまり多くはありませんが、RAIDのデータが読めなくなったときにデータ復旧業者の力を借りずにデータを取り出せるケースもあります。

■障害HDDの交換
冗長性の範囲内での故障であれば、壊れたHDDを交換することでデータにアクセスできるようになります。
RAIDのHDDは同容量、同メーカー、同機種を使用することを推奨されているので、RAIDメーカーの純正品を購入しましょう。
まずはメーカーに相談し、設定画面や本体のLED等でどのHDDが壊れているか確認してください。

ただ、どの程度の故障なのか見極めるのが難しいですし、物理障害が発生しているときはむやみに電源を入れたり切ったりすると症状が悪化することがあります。
また、HDDを交換後の再構築(リビルド)の作業中で障害が発生するとデータ復旧が困難になります。うまくできそうにないと思ったら、早い段階でデータ復旧業者に依頼するようにすることをオススメします。
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■本体の故障
HDDが正常でNAS本体の故障の場合は、メーカー修理で復帰する可能性があります。
ただし、基本的にHDDのメーカーは中のデータの保証をしないので初期化される場合があります。
修理に出す前に一度確認しましょう。

■設定ミス
設定ミスでアクセスできなくなっている可能性もあります。
テラステーションなどのネットワーク型HDD(NAS)は設定を間違えるとアクセスすることができなくなりますが、付属のソフトなどで設定を変えることでアクセスできるようになります。

いずれにしても、一番最初に確認してほしいのが本体のLEDランプです。
通常、RAIDのHDDには現在の状態をあらわすLEDランプがついています。点滅の回数などでエラーの内容が分かるようになっているものや、小さなディスプレイがついているものがあります。
まずはそれでエラーの状態を確認してからメーカー、データ復旧企業に問い合わせしましょう。

 

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