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└ データ復旧の基礎知識
論理障害とは
ハードディスクやメモリーカードなどのデータ記録メディアそのものは故障しておらず、メディア内の記録情報に障害が発生しているものを論理障害といいます。
具体的には、OSが起動するために必要なファイルシステムの破損や、フォーマット、ファイルやフォルダの削除、ウイルス感染、ファイル構造情報の破損などが該当します。
一般的に、フォーマットすれば再利用できる状態が論理障害に該当しますが、自ら削除・初期化した障害を除いて、論理障害の発生したメディアの再利用は控えたほうが安心です。
物理障害とは
ハードディスクやメモリーカードなどのメディア自体に障害が発生しているものを物理障害といいます。
ハードディスクの場合は、基盤の損傷、スピンドルモーターの損傷、ヘッドクラッシュ、ベアリング障害、ファームウェア障害、不良セクタなど、電気的、機械的な障害が発生しているものは物理障害に該当します。
代表的な症状としては、全く認識されない状態や、メディアが反応しかったり、普段とは違う異音が発生、水没・火災・落下させた場合などが該当します。
なお、物理障害の発生したメディアは、機械的に故障しているため、再利用はできませんので、データの復旧後は、交換または廃棄されることになります。
データ復旧調査（診断/検査）
論理障害であれば、ソフトウェア的な対応でデータ復旧が可能となるケースもありますが、物理障害が発生している場合は、クリーンルームやクリーンベンチなどの特殊設備内で、内部部品の交換などの処置を施す必要があります。
物理障害が発生している場合は、通電させるだけで障害が悪化するだけでなく、最悪の場合、データ復旧ができなくなるケースもありますので、すぐにデータ復旧会社へ問い合わせた方が良いでしょう。
データ復旧が必要な皆さまへ
故障機器からデータを取り出す為の調査が必要なデータ復旧というサービスは、パソコンや家電など物品の購入と違って、何社も見積り取った上で、最も安い会社から購入するという方法は、おすすめできません。
何故なら、調査を繰り返すことで障害の発生している記録メディアの症状を悪化させる可能性があるだけでなく、最悪の場合、完全に故障していまい復旧できない状態になってしまう可能性が高いからです。
とはいえ、データ復旧を初めて利用される方も多いと思いますので、依頼する会社を選ぶ際、何を基準にしたらいいのか？不安になる方も多いのではないかと思います。
そこで、データ復旧比較.jpでは、サービス内容、時間、料金等の主要な項目の比較を行い、100社以上あるデータ復旧の企業の中から「事前にデータ復旧が可能なリストを提供してくる優良データ復旧企業 BEST3」と「それに近いサービスを提供している2社」のランキングを紹介しています。
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